何年も履いてだいぶ色褪せてしまった主人の黒ズボン。
気に入って何年も履いていて、できれば手放したくない様子。
明らかに色褪せているのがどーしても気になってしまうので、ダイロンマルチを使って初めての染め直しに挑戦です。
どなたかの参考になればと、あと次回また染める時用の備忘録としての記録です。
用意した物
- 染めたい服
色褪せてしまった黒のズボンと、一部汚れが落ちない白い短パン。どちらも素材は、綿98%、ポリウレタン2%です。
- ダイロンマルチ 一袋
トング (混ぜる時、手だと熱いので。なければ割り箸とかで代用可かも)
泡立て器 (とっさに思いついて娘のおもちゃを拝借→プラスチックだったので汚く灰色に染まりました‥これも割り箸でよかったと思う‥ごめんね娘)
ゴム手袋
- 大きなホーロー桶
プラスチックだと染まってしまうので注意です。我が家はこちらのホーロー桶を使用。結構場所を取りますが、夏場以外はじゃがいもなどの野菜入れにしています。
- 温度計
湯沸かしポット (うちはティファールです)
汚れてもいい服
汚れてもいいバケツ (すすぎ用)
作業の流れ
(※ 説明書通りではなく、自己流で進めた点がいくつかあります)
まずは、汚れても良い服にお着替え。
ダイロンマルチのパッケージには、Tシャツ2枚(250g)分染色可能となっていましたが、今回染めた服はそれよりも明らかに重いです‥
お湯は6L必要となっていましたが、使用レビューを読んでみたところ、少なめの方が濃く染まりそうだったので少なめに用意。
Max0.8Lの湯沸かしポットに、毎回気持ち多めに水を入れて沸かす x 5回で対応しました。
(→ 結果、温度が低かったので、次回は鍋やヤカンで沸かしたものと併用して、準備時間を短縮しようと思います)
用意したお湯に塩を30g入れて、
ダイロンマルチを一袋投入して、泡立て器で混ぜる。
この時の温度、測ってみると68℃でした。暑いからそんなに温度下がらないかなと思っていましたが、意外と低くなっていてアチャー。
説明書には80℃のお湯と記載がありましたが、まぁいいか、とそのまま作業を進めました。
まずは一番染めたい黒ズボンを投入。
ある程度トングでツンツンしてから、次に白短パンをイン。
白の短パンは真っ黒に染まらなくてもいいと思っていたので、黒ズボンがしっかり染料に浸かるよう、蓋をする感覚でこれまた上からトングでツンツン。
空調のない風呂場で窓を開けての作業、やはり暑くなってきたので10分ほどしてから放置することに。
30分後、一度様子を見に風呂場へ行き、5分ほどツンツン。
さらに1時間後、すすぎ開始。
桶の上でギュッと絞ってから、まずはシャワーでジャーっと流しましたが永遠に終わりそうになかったので、バケツに水を溜めての押し洗いに変更。
回を重ねる度に確実に水の色は薄くなりましたが、なかなか透明にならないので、10回近くバケツの水を入れ替えたところでやめました。
2点仕上げるのに20分程だったかな。その後、洗濯機の脱水に2分かけてから室内で干しました。
ダイロンマルチで染め直し、出来栄えは‥
黒ズボンはお見事!常に染料に浸されていただけあって、新品のように蘇りました。
数回洗って色褪せが戻らなければ完璧です!
白短パンの方は、予想通り灰色に。ムラがすごくてなんとも残念な仕上がりです。
とはいえ、色褪せた黒がこんなにキレイな黒に復活するということに驚きました。
着古してフリマアプリでも買手がつかないだろうと手放していた服、今後は『染め直したら復活するかな?』と自問してから処分を考えようと思います。
残った染料は再利用
残った染料は、温度を上げれば再利用できるとのことだったので、翌日ホーロー鍋ごと火にかけた後、失敗した短パンの染め直しに使ってみました。
その件についてはまた後日